三番街の天才ランナー



その一言しか交わさなかったが、輝男には唯月が本気で謝ってくれていることがわかった。



「唯月、ちゃんと謝ってくれてありがとう。」



唯月は涙を拭きながら首を左右に振ってふすまの向こう側に消えた。



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