三番街の天才ランナー



私は覚悟してうつむきがちにぎゅっと目を閉じた。



が、目をつぶる私に触れたのは温かくて優しい手だった。



「だいじょぶか?」



目を開けると輝男の手が私をつつんでいた。



(あったかい…)



そう、思った。



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