りぼん結び。


すると彼女はふっと笑みをたらした。


「それは・・あなた自身が確かめなきゃ。」



「・・わかりました。」



私は納得できないまま頷いた。



「じゃあ、そろそろ帰りましょうか。」


「はい。」




お会計を済ませて帰ろうとしたとき、





「・・・・・・なおくんのこと任せたわよ。」





彼女がポツリと呟いたその一言を私は知らない。





< 176 / 194 >

この作品をシェア

pagetop