ピュアぼーい~そんなキミに傷つけられて~
それは、ある日の放課後。









奏悟とは、帰る方向が同じで、その日は偶然一緒に帰れる日だった。








帰り道では、よく話すし、あたしにとっては夢みたいな時間だった。







その日はなぜか、話の流れで「好きな人」の話題になった。小学生みたいだけど。







『奏悟は、好きな人とか…いたりする?』







冗談で聞いたつもりだった。







「俺?実は・・・」







まさか本当に答えるとは、思ってなくて。






「実は、麻波のことが・・・好きなんだ///」






顔を耳までを真っ赤にして、俯く奏悟。こんな顔を見たのは初めてで。







幼馴染ってのもあって、奏悟の秘密も結構知ってて、







奏悟の事分かってるつもりだったけど、こんな事聞いたのも初めてで。








しかも、相手は大親友で。







驚いたけど、・・・やっぱりショックの方が大きい。






『ふーん。可愛いよね、マナ。いいと思うよ!!超お似合い!』







無理に笑顔を作って、言ってるつもりだけど、









上手く笑えてるか、不安。



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