その猫、取り扱い注意



微かにユミちゃんの手が震えてるのに気づいて強く握り返す。


僕のせいで大切な人を傷つけてしまった。


本当に本当はイツキくんが好きなユミちゃん。



「チアキくん、ありがと…」


「ううん。お礼ならイツキくんに言ってね」


さらりとイツキくんの名前を言うと、ユミちゃんは目を丸くした。


彼氏の口から元カレの名前が出るんだもんね。


そりゃ、驚くのも当たり前だよね。



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