わがままハーブティーはいかが?



「芹澤さん、何を言ってるんですか?」


そのとき、部屋の扉が開いた


・・・まさか、もう一度会えるなんて思ってもいなかった



「・・・美玲、ちゃん」


そう優しく私の名前を呼んだのは高宮さん



「・・・た、高宮さん。」



そんな二人を見た芹澤さんは、え?という顔をした


「藤堂は高宮に会う為に来たんじゃなかったのか?」



「へ?・・・そ、そんな不純な動機できき来たわけじゃありませんから!」


私は本当〜?なんてニヤついている芹澤を制しながら高宮さんに顔を向ける

やっぱり高宮さんの顔見ればなんだか安心した


「お、お久しぶりです」


「久しぶりだね、美玲ちゃん!」


そう言って微笑む高宮さんは前より輝いて見えた



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