わがままハーブティーはいかが?
ほんの一瞬の出来事でよくわからなかった
「こ、こう?今・・・ーーーー」
「・・・オレ、やっぱり諦めねーわ。絶対にあの執事に勝つ。」
そうとびっきりの笑顔を私に見せた
「・・・え?えっと、その、さっき・・・」
「ん?なに?」
何よ、その笑顔は!
「そ、そのー。ささっき、キキキ、キ・・・ス、したよね?」
「は?何て?よく聞こえねーわ。もう一回言ってみ?」
・・・ムッカー!
絶対聞こえてんでしょ!
「も、もういい!ほら!早く行きなさいよ!最終便なくなるわよ!」
私は昴から腕を放し背中を向けた
「ふーん。さっきは珍しく可愛かったのになー。なかなかオレから腕放さなかったしなー?」