ハレゾラ
初めて出来た年下の彼氏……。
嬉しい気持ちとは裏腹に、多少の不安があるのも事実だ。
その辺りの気持ちを希美に聞いてほしかった。


とは言うものの、私の身体も正直なもので、スキップしそうな雰囲気で仕事を
していたらしい。自分ではまったく気付かなかった。仕事仲間達が訝しげに私
を見ていたことを……。


「花田っ!不気味っ!」


坂牧チーフにそう言われるまでは。


「え……えっ? 不気味って……」


「どっちかって言うと、いつも怖い顔して仕事してるお前が、今日はどういう
 訳かニタニタしてる。不気味以外の何ものでもないだろ」


「いつもは怖い顔って……そんなにニタニタしてましたか?」


自分の顔を両手で触って確認する仕草をしてみた。
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