キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「あいよ、お嬢ちゃんお待たせ!カレーうどん出来たよ」


「わ~~!おばちゃん待ってたよぉ!ありがとう!」




あたしは受取り口で待望のカレーうどんを笑顔で受け取った。


カレーうどんはあたしの大好物なんだ!


ん~めっちゃ良い匂い!


4時間目が体育だったこともあり…

あたしの空腹は限界のさらにその上の壁を超えていた。




「真澄ちゃんっ
早く座って食べよう!!」


カレーうどんと割りばしをプラスチックのお盆に乗せると


あたしは真澄ちゃんに笑顔を向けながら歩き出そうとする。





「あ!未唯危ない!!」


「え?」




真澄ちゃんの大きな声にあたしはパッと前を見た。



「!!」


すると目の前には、ずーんと大きな学ランの人影が!!








「テメェ、邪魔だろが、どけや!」


「ひゃ!!ご…ごめっ…なさッ」




ドスの効いた声にあたしは慌てて体を横に避けようとした。


だけど、慌てたせいかカレーうどんがお盆からズルッと滑った。




「!!!」


あぶない…!!!











ガシャ―――ン!!






や…やってしまった…!



カレーうどんは派手な音を立てて床の上で砕けた。



しかも不運なことに…

落ちたカレーうどんは不良くんの上履きにも飛び散っている。


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