Black Coffee.
手の中にある紙は、
何が書かれているんだろう。
日陰のベンチの上に
箱を置いて、その中の
保冷ボックスにそっと触れる。
・・・・・・なん、だろう。
震える手でチャックを開けて、
「 ・・・・・・ばか、だなぁ・・・ 」
あたしは口元を手で覆った。
”レモネード”、”栄養ドリンク?”
大きめのマグボトルが二つ、
そして貼られた紙には喫茶店の
特別メニューが書いてあって、
あぁ、もう。
半ばヤケになって握りこんでいた
紙をガサッ、とひらいた。