[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
『私は・・・貴俊さんを嫌いになったりしてません・・・』


「ではなぜだ・・・なぜ?指輪をはずしてここにいるんだ。
 答えてくれ。愛美・・・」


『そっ・・・それは、貴俊さんが一番分かっているじゃないですか?
 貴俊さんには私が邪魔なんですよね。

 私には話せないことがあるんですよね。』


「どういうことだ。説明しろ。
 俺が愛美を裏切っているとでも言いたいのか?
 俺がどれだけ、お前を思っているのか・・・まだ分からないのか。」


『じゃあ・・・なんで?どうして仕事とウソを言って出かけるんですか?
 私・・・会社に行ってないの知ってます。
 答えて・・・お願い。』


「仕事に行くと言って出かけていたのは本当に仕事だからだ。
 社長室に行くだけが、仕事ではないからな。

 そのことが原因なのか?」


『じゃあ・・・どこに行っていたのですか?』


「仕事のことはあまり言いたくないが・・・
 これ以上黙っていると愛美を失いそうだ。

 仕事より愛美が大切だと言ってきただろ。

 少し長くなるが聞いてくれるか・・・

 愛美を裏切るようようなことは絶対ないから・・・」
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