[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
ある日・・・社長室の電話がなった。

外線電話。ここの直通番号を教えているのは数人。

基本、仕事付き合いの人間にはここの番号を教えることはない。

その電話は高峰社長・・・愛美のお父さんからの電話だった

「笠井社長、お久しぶりです」

「お義父さん・・・社長はやめましょう。どうしたんですか?」

「いや・・・義息子として頼みがあるんだが・・・」

「私でできることでしたら、なんでも・・・」

「実は、うちの副社長の息子を覚えているかい?」

「はい。あの時のですよね。」

「うちの小さな会社を任せたんだが、どうやらうまく行かないようでな。

 副社長が面倒を見ていたんだが、どうやら投げやりになってきてるようで・・・

 それが、どうやら笠井くんをライバル視してしまっているみたいなんだよ。

 きっと、笠井君のようになりたいと必死で頑張ったんだろうが、

 うまく行かないと・・・

 それでなんだが・・・時間がある時で構わないのだが、

 面倒を見てはもらえないだろうか?」


「私でよければいくらでも。

 高峰はうちにとっても大切な仕事仲間ですしね。

 ただ…本人が私の指導を受けますでしょかね。

 それと、愛美はかなり怖い思いをしましたから、

 このことは内緒にしてもらえませんでしょうか?

 また、眠れない夜を過ごすのではと不安になります。

 お義父さんからのお願いでも、

 愛美がかかわるとなると慎重になってしまって・・・すいません。」


「いや。その通りだ。私も愛美は大切な娘だ。

 娘を一番に考えてくれるのはありがたいからな・・・」


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