[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
俺は出社したあと、勇人が昼前に俺の家に行くと言っていたことを思い出し、

勇人に家の鍵を渡した。

愛美が買い物に行っているかも知れないと思ったからだ。


勇人からの電話はまだない…

何も考えられない俺の携帯がなる…

勇人だ。

俺はすぐに電話にでた。


「勇人…愛美はなんだって?」

「愛美ちゃんが…いない。」

「買い物か?そのうち帰ってくるだろうから、頼むぞ」

「きっと、いや…絶対に帰ってこないだろう。
 ここにお前あての手紙と指輪が置いてある…」

「なに…勇人。悪いが、急いでそれを持って帰ってきてくれ」


俺は何が起こっているのか分からなかった。

数時間前まで俺の胸の中で愛おしい女は眠っていた。

頬笑みを浮かべながら…

まるで天使のような…

それがなぜだ?

どうして・・・・

俺の頭の中は分からないことだらけだ。

勇人が帰ってくるまでの数十分が数時間にも感じた。
< 140 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop