[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
私は目を開けたけど、なんも見えない。

誰かに抱きしめられている…

まだ、夢を見ている。

このにおいは貴俊さんだから…

私は目を見開いても、状況は変わらない。

きっと、私は好きすぎて、おかしくなったんだ…


「愛美・・・」

貴俊さんの声がする。

声と同時に私を締め付けていた力が緩んだ。

私は、目を開け、顔を見上げた。

何度見ても貴俊さんにしか見えない…


『夢?私、都合のいい夢を見ているの?』

「夢じゃない。愛美を迎えに来た…」

その言葉にわたしはこれが現実の世界なのだと認識を持った。


『だめ…わたしと一緒にいたら、あの子がかわいそう。』

「俺のほんとの子供なら、そうかも知れんが…
 お前はだまされたんだよ。あの女に…
 今、警察に連れていかれた・・・」

私は何が何だか理解できない…
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