［続］素敵すぎる恋愛･･･あなたの世界へ
食事が終わると、私は二人を見送った。

「愛美･･･なんだかうらやましそうだな。
　俺じゃ不服か？」

『そんなんじゃないよ。
　ただ、先生もユリちゃんも幸せそうだなって思っていただけ･･･』

「お前は幸せじゃないのか？」

『もちろん幸せですよ…
　こんな素敵な旦那様がいてくれるんだから･･･』

「お前は･･･かわいいことをいう。
　この俺に仕事をどうでもいいと思わせるだけのな･･･」


貴俊さんは携帯を取り出し、何かを話している…

これから仕事に戻るから、大変なんだろうな。

私は、せっかく出てきたのだから、ショッピングでもしながら帰ろうかな。


少しすると、車がやってきた。

「愛美･･･今日の仕事は終わりだ。
　後のことは健司と勇人がいるから大丈夫だ。

　今日は、奥様の行きたい所へ･･･」


『もう･･･本当に甘いんだから。
　社長さんがこんなでいいの？』

「いいんだ。愛美が幸せでないと、仕事などできいやしないさ。
　愛美にあったら仕事などしたくなくなった。
　こんなんでいい仕事などできないから、今日はおしまいだ。

　明日は、ちゃんと社長をするよ。だからこれからデートだ！！
　行くぞ。」


貴俊さんはそういうと、車に乗り込み自宅へと向かった。
きっと着替えと、車を乗り換えるのだろう。

本当に甘いんだから。

社員の皆さん･･･ごめんなさい。
今日は社長さんを独り占めさせていただきますね。

私は心の中で、つぶやいた。
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