愛のMelody【完】
「じゃあ私行くから」


とにかく早くこの場から立ち去りたかったのに…


「もしかして泣いてたのか?」


龍崎剣都の言葉に思わず足が止まってしまった


そして手を目元に当てると…


指先が少し濡れた…


私の涙、まだ枯れてなかったんだね…


もう一生分の涙を流したと思っていたのに…


まだ………


許す事も、憎む事も、愛する事も出来ない


あの日から私の中の時計は止まったまま動いてはくれない



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