ラブゲーム
放課後が来てしまった。ラブゲーム。


これで杏奈と杏子に当ててもらえなかったら俺は立ち直れなくなりそうだ

ところで


「何で澪理央がいんの?」


「私はゲームに参加」
「面白そうだからついてきた」


理央は帰れよ。
うん、もし杏子が当てれたら俺は告白する


今の俺等は理央からみても澪からみても一発じゃわからないくらいそっくりにしてきた


「じゃ、きっとコレが最後のラブゲームだよ?」「おっけー?」


「「うん」」


後ろ姿の杏子と杏奈の言葉に頷く。きっと杏奈と杏子でも無理だと思う


「「さぁて、どっちがどっちでしょー?」」


くるりと杏子と杏奈、そして澪がこっちを向く当たったら告白


当たったら自分の気持ちを

「「「右が太陽」」」


当たったらちゃんと伝えるんだ


「「「左が陽太!」」」

体がもう勝手に動いた。気持ちが全面に出るってこういうことなんだ


「わぁ、あの陽太がだきしめてる」
「陽太いつも俺に容赦なく攻撃してくるのに」

「照れやなのにね、ねぇ杏奈ちゃん」

「杏子良かったね」


……恥ずかしい。
あまりに気持ちが全面に出て杏子を抱きしめてしまった


太陽は余計なお世話だし、理央はただの愚痴だし澪は何で杏奈にどういもとめんだよ


そして杏奈、杏子のホントに好きな人本人に聞く前にわかった


くっくと杏子は笑う


「みんな公認だよ陽太」

頭をなでられた


「わぁ照れてる」


「照れてねぇ」


「はいはい」

ニコニコしながら杏子が俺を見てもうラブゲームの必要ないでしょ?


といった。確かにラブゲームは

①暇つぶし
②本気度を知る
③見分けてくれる人をみつける


だから。

俺と太陽は杏子と杏奈に攻略された

一緒にいれば
①暇な日なんて絶対無い
②何より自分達が本気だった


③2人は見分けれる


まぁ澪はおまけ。


こうして俺等のラブゲームはクリアされた


END
< 30 / 31 >

この作品をシェア

pagetop