私の片想い事情 【完】
私はどちらかというと、すっぴんしか見せたことがないので、そんなこと気にしたことがなかった。
隼人にもどーせ、全て知られている。
すっぴんどころか、胸がないのも、お腹の肉も、寝相の悪さも全て。
そう改めて思った矢先、私は、さーと血の気がひくように青ざめる。
私って、女子力ゼロ?
よくよく考えると、今時の女子高校生、中学生にも劣るような私に、隼人が女を意識するはずがない。
出会った頃からすっぴんだし、と開き直っていたけど、こんな女を捨てた私が、隼人に振り向いて欲しいって、棚上げにも程がある。
ああ、そうだった、と嫌なことを思い出した。
隼人が今まで付き合った(ヤッた)女子は、皆、ゴージャス美人だった。
私は、一人卑屈になって、女としての努力を怠ってきたんだ。
今更ながら、女を放棄してきた自分にずーんと落ち込んだ。