私の片想い事情 【完】
「ここ、どこ?」
「みなみが気を失ったときに客間に移動した」
あっ、な~る程!
そうよねぇ、さすがにリビングのソファで最後までは……
と納得して、更にあることに気付く。
「ヤダ、隼人!電気消してよっ!何で点けているの!?」
身体を隠すように身を捩れば、腕を掴まれ、開かされる。
「電気消して!」
「却下!みなみの全部が見たい」
そ、そ、そ、そんなもの見せられるわけないじゃないっ!
そう言いたいのに、腹部をゆらり往復させていた熱い塊が、いきなり私の脚の間へと移動するもんだから、反論は呼吸と共に飲み込んでしまう。
「あっ……やん……」
「挿れるぞ……力抜け」
入口を何度か擦られると、それだけで、身体がびくびくと震える。
明るい光の下で暴かれる痴態に、顔がから火が出そうなほど恥ずかしいのに、今から行われる行為が怖いのに、下腹部が何かを求めるように切なく疼く。