SWEET&BITTER LOVE~シークレット・シェアリング《続編》~
「せっかくのバイキングだよ…郁弥」



「わかってるよ。後で他のメニューも食べるさ」



俺は混ぜた生卵に醤油を一滴、垂らした。
そして、熱い白ご飯にぶっかける。



「豪勢な食事を見るみたいな目つきになってるよ。郁弥」



珠希の声は少々、呆れ気味。



「もともと俺は粗食なの…」


3食、キチンと食べるコトができるそれだけでも幸せ。


幼い俺はいつも空腹だった。

そんな過去を思い出すと本当に今は、ありがたい。


「いつも、ありがとう…俺の為にメシ作ってくれて」



「あ…」





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