SWEET&BITTER LOVE~シークレット・シェアリング《続編》~
Chapter3 ランチタイム

~郁弥side~

内勤となった俺の昼メシは珠希の作った弁当。



いつも一人で、2階のテラス風の休憩室で食べていた。



「一人でランチ?寂しくない?郁弥」


俺の目の前に夕利の姿。



彼女の右手にはコンビニの白い袋。



袋をテーブルに置いて、目の前の空いた椅子に座り込む。



「おい!?どう言うつもりだ?」



「空いてるんでしょ?誰か先約居るの?」



「・・・居ねぇけど…」



「郁弥ってさ・・・。珠希の料理の上手さに惚れた?」



「食べるなら、さっさと食えよ…」


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