SWEET&BITTER LOVE~シークレット・シェアリング《続編》~
「一緒にお風呂も入ったコトあるし、一緒に寝たコトもある」



「えっ!?」


雄太と同じ昔の男か?



「珠希の方からねだって、キスだってしたコトある…」



「・・・」
俺の心に噴き上げる嫉妬のマグマが、越塚のネクタイを右手で掴む。



「駅に到着しましたよ。佐久間さん」



俺と越塚はところてんのように周囲の人に流され、ホームへと押し出された。



「お前は…珠希の…」



「俺は珠希の兄貴だ…」


「へっ…!?」


越塚が珠希の兄貴?
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