SWEET&BITTER LOVE~シークレット・シェアリング《続編》~
私と郁弥は老舗デパート『高屋』の本店で待ち合わせ。
郁弥は5分遅れて、私の前に走り込んできた。
「わりぃー。定時には仕事終われなかった…」
「いいわよ。別に…」
今朝は互いに言葉を交わさず出勤。
あのまま夜まで…喧嘩が尾を引いていたらどうしようと思ったけど。
元の鞘に戻り、私は安堵の吐息が漏れる。
「越塚がお前の兄貴とは…」
「お兄ちゃんとはもう18年以上会ってないから…会ってみたいわね」
「・・・会社に行けば会えるぞ…今でも妹であるお前を大切に思ってるみたいだな」
郁弥は5分遅れて、私の前に走り込んできた。
「わりぃー。定時には仕事終われなかった…」
「いいわよ。別に…」
今朝は互いに言葉を交わさず出勤。
あのまま夜まで…喧嘩が尾を引いていたらどうしようと思ったけど。
元の鞘に戻り、私は安堵の吐息が漏れる。
「越塚がお前の兄貴とは…」
「お兄ちゃんとはもう18年以上会ってないから…会ってみたいわね」
「・・・会社に行けば会えるぞ…今でも妹であるお前を大切に思ってるみたいだな」