SWEET&BITTER LOVE~シークレット・シェアリング《続編》~
私のお兄ちゃんのイメージは9歳の子供のままだから、オトナになったお兄ちゃんのイメージが浮かばない。



お兄ちゃんだって多分、そうだと思うけど違うのかな?



「お前の兄貴は一度、結婚に失敗してるみたいだ。自分と同じように結婚に失敗して欲しくないから、結婚相手である俺のコトを詳しく過去まで調べていた」



お兄ちゃん…離婚歴まであるの??



「俺は…お前のお兄ちゃんに嫌われているみたいだ。とんでもない男だと言う烙印も押された…」



「どうして?」



「俺は『薔薇男』だし…」






二人で、店内へと入っていく。



1階はメイクブランドのショップが並び、奥はバック・小物売り場。



私の御用達のメイクショップが目の前に。



「この口紅…秋の新色だぁ~」



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