~ angel letter ~
とは言え、あなたが来たことがこの上なく嬉しくて、私はあなたの気を惹こうと必死でした。


内緒であなたが好きそうなおもちゃを買いに出かけ、お母さんからよく叱られたものです。

怒ったお母さんは、本当に鬼みたいで、私は幾度も外に叩き出されてしまいました。



なんだか、懐かしいです。



だけど、折角買ったおもちゃも、あなたはすぐに飽きてぽいと捨ててしまうから、


「私の苦労って何??」


と、最後には溜息だけが残りました。



もちろん、大人になった私は、あなたに干渉しすぎていたのだと、少し反省しています。











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