貴方は私の―――



「ハイ、終わったよ」


駿の優しい声と共に、頭からタオルと……駿の指が離れた。


少し名残惜しく思いながら、駿からタオルを受け取る。


「…………ありがとう」


「どういたしまして」


ニコッ、と笑うその笑顔に、


キュンッと胸が鳴った。



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