貴方は私の―――



「……ぇ………?」


混乱した頭で必死に正解にたどり着こうとするけど、


「……わ、わかんない…」


すぐに私は首を振って思考を放棄し、答えを求めて駿を見上げた。


私を見下ろす駿とぱちっ、と目が合う。



駿は、とても穏やかに笑っていた。


「正解は――――…



< 58 / 189 >

この作品をシェア

pagetop