変身願望~恋する瞳~
次の日の朝。

玄関を開けてビックリ。


・・・・

「何で、こんなところに?」

「迎えに来た」

嬉しそうに答える智也。


「私は、一人で行きたいんだけど」

「ダメだよ・・・一緒に行こう?」



上目遣いにたじろいだ・・・

こんなかわいい顔されると、

断りにくい・・・

子犬というより、

小悪魔だ・・・


・・・でも、ここは、一緒には行けない。

私は無言で歩き出した。
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