16さいのお嫁様
そして1つのビルのレストランへ

向かった。

「すみません。お待たせしました。」

「いえいえ。今日は両親が
 来れず申し訳ないです。」

「いいんですよ。」

お父様が誰かと話している。

この人なのだろう。

「こちらがうちの娘の頼です。」

「間宮頼と言います。
 よろしくお願い致します。」

私は丁寧に挨拶をした。

すると

「こちらこそよろしくね。
 俺は宮坂 雷(みやさか らい)
 って言います。」

と笑顔で返された。

この雷さんは何も文句の言いようがない人だった。
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