青空
青空

「璃緒奈ー、帰るよ」

「ごめん、今日週直だから先帰ってて‼」

「了解‼、ばいばーい」

「ぢゃぁね」

…当時高校二年生だった私
大槻璃緒奈(おおつきりおな)

ふーぅ、めんどくさいなぁ。
みんなサボっちゃったのかなぁ⁇

「璃緒」

ん?

「どうしたの、智也?」
「今日サボってもいい?」

佐賀智也(さがともや)
私の幼馴染

あの時、智也を好きになれば
今は、こんなに悲しくなかったかなぁ⁇

「んー、ぢゃぁ、今度何かおごって⁇」

「了解‼ありがと璃緒~ん、ばいちゃらー」

智也に手を振った後直ぐに
掃除に取りかかった

『うるっせーんだよ。』

ビクッ!

えっ、どうしたのかなぁ⁇

突然廊下の方から
男子の怒鳴り声が聞こえた

廊下のに顔をだしたら

そこには…うずくまってる女子と
貴方が居た
あの時、貴方が怒鳴らなかったら
私たち出会ってなかったかもね

でも…初対面は最悪だった

「オメェー女だからって手加減はしねぇから」

「やめて」

男子は、女子を殴ろうとした瞬間
体が勝手に動きだして
男子を思いっきり押し倒してしまった…

でも、男子より女子が心配だから
震えてる女子に話しかけた

「大丈夫⁇怪我は無い⁇」

「ありがと、怪我は無いけど…あんた逃げた方が
いいよ?」

「何で⁉」
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