中指斬残、捌断ち儀
「よくもまあ、この俺にとんでもねえもんつかましたな、ええ、変人さんよぅ」
「誰だ?100%。――内訳、こんな知り合いいない80%。記憶から抹消したい顔20%」
「なま言ってっと、記憶しねえ頭をくりぬいてやんぜ、おい、こら?てめえが俺にしたこと忘れたとは言わせねえぞ」
「忘れた100%。――内訳、昨日の記憶がなぜかない80%。忘れたことにした20%」
「殺すっ、足の爪はがしたあとになぶり殺すっ!俺以上の目にあえや、くそ変人!」
「水虫を治した医者に殺すだなんて、恩知らずだな、はあ、これだから藤馬は」
「水虫死滅じゃなくて、水虫ごと皮膚が死んだわ、ボケエェ!おかげでぽっくり下駄がしばらく履けねえじゃねえか、風呂入るたびに染みるしよぅ!」