Affair
Affair8―未来と過去―
 ~*~Natsu~*~

6月に入った。

6月最初の月曜日は雨だった。

チラチラと、すれ違う学生たちが私を見ている。

私と目があうと、彼らは慌てたように目をそらした。

まるで、嫌なものを見たと言うように。

どうしたんだろ?

私、何かしたかな?

訳がわからなくて、職員室についた時だった。

「――えっ…?」

その光景に目を疑った。

あちこちから鳴り響いている電話。

それに対応し、何かを言っている先生たち。
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