Affair
待ちに待った翌日になった。

「律人、まだこないかな」

保健室で、私は律人がくるのを待っていた。

ガラガラと開いたドアに視線を向けると、
「奈津」

会いたくて仕方がなかった、彼が中に入ってきた。

「律人!」

私は律人の名前を呼ぶと、彼のそばに行った。

「あれ?

何かキレイになった?」

近づいてきた私に、律人が不思議そうに首を傾げた。

気づいてくれた!

私は嬉しくなって、
「わかる?」

律人に聞いた。
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