月と太陽の恋模様


興味のなさそうな返答をされた。別に良いけど。


ところが、彼女の顔が華やぎ唐突に切り出した。





「あ、それよりさ!星見る日、7月1日の日曜日はどう?
ちょうど定演も終わってるし。」




天文部と言えど不純な動機で入部した舞。
晴天で星が見えさえすれば、どの星を見ようと構わないのである。
だから天の川が見える日とかの要望なしに私の都合の良い日を提案してくる。
実は何度か都合を聞かれていた。




「んーそうだね。多分その日なら行けると思う。」




確か午前中しか部活がなかった気がする。




「やった!月野先生とデート!」




私居るんだけどね?
< 252 / 670 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop