月と太陽の恋模様
「まぁまぁ、仲道。先輩もだけど今から考えるな。気が早すぎだ。」
唯川先輩が私の頭をポンと撫でてくれる。
「仲道さん、あまり身を乗り出してこないでよね。」
名島さんに注意されてしまった。
現在バスの座席は、
風先輩・私 唯川先輩・名島さん
植田・陽崎先生 酒井先輩・etc
となっている。
つまり補助席を挟んで唯川先輩とは隣。
陽崎先生は私の前。その隣が植田。また補助席を挟んで酒井先輩。
私は前から2列目の席だ。