月と太陽の恋模様
「お前、先生に寄りかかってぐーすか寝てたぞ。本当に気分悪かったのかよ?」
植田が教えてくれた。
「良かった…」
変態じゃなかった。
「何が!?」
「気分は寝たら治った。」
「まぁ、ずっと先生が頭撫でてくれてたしな。……そりゃあ治るよな。」
「え!?」
「心配そうに背中と頭ずっと撫でちゃってさー
……本当に生徒思いな先生だよな。ま、前の列の人らしか知らねーだろーけど。」
先生…ありがとう。