月と太陽の恋模様


先生と一緒にこうして出かけるなんて何だか新鮮だ。不思議な感じがする。



まるで……




「夢見たい。」




「――――…え?」




先生が驚いた顔でこちらを見る。




「いや、何か不思議だなーと思っただけです。独り言ですので気にせず、前を向いて運転して下さい。」




すると先生は私の頭に手を乗せ、




「俺もだよ。」




甘い微笑みで私の心を騒がせた。
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