月と太陽の恋模様
1階へ行くとすぐに月野先生を見つけた。
先生は私と口論(?)した場所から動いていなかった。
だけど…
「お一人ですか?」
「もし宜しかったら私達と一緒に回りませんか?」
―――数人の女性に声をかけられていた。
月野先生の表情は笑顔を浮かべているけれど、あれはかなり嘘臭い笑顔だ。
内心絶対引いてるよ……あれ……
私は先生を見ながらズルズルと後ずさった。
先に1人でお昼食べようかな……
私はもう一度エレベーターに乗った。
先生にはメールで3階の飲食コーナーで待っているとだけ伝えた。