月と太陽の恋模様
「……何で赤くなってるの?彼と知り合い?」
月野先生の表情はますます不機嫌なものに変わる。
「ハァ…勘弁してくれよ。こっちはどんな思いで彼女にしたと思ってるんだ……」
先生が私の隣に腰を下ろす。
ドキドキと心臓が動き出た。
「俺の気持ち、知ってるよな?」
こんな甘い言葉ばっかり…耐えられない。心臓がもたない。
「せ、先生だって女の人達に話しかけられてたじゃないですかっ…!」
慌てて話題変更した。