月と太陽の恋模様


「おい。ここに居るのに酷い言いようだな、月野先生?」




なんとそこにはいつの間に現れたのか、陽崎先生が立っていた。




「これはこれは…陽崎先生。……視力が悪いもので見えませんでした。」




あ、あれ……?




「いやーその眼鏡大丈夫ですか?買い替えるべきですよ。」




「いいえ。日常生活には全く支障が無いので大丈夫です。――きちんと見たいものだけが見える万能な眼鏡ですし。」




これは………
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