月と太陽の恋模様


「そんなに手強い相手だったの?」




「………悔しいけど認めるしかない。」




舞…あんまり植田に突っ込まないであげて。


私は一歩離れた所から黙って2人の様子を見ていた。




「そっか…残念だったね。」




「今回一番許せないのは自分だ。」




そんなに植田が気に病むことなんてないのに…


元はと言えば私が全部悪いのに……


だけど私は植田にかける言葉も…話しかける勇気すらない。


今日は朝練も行けなかった。行かなかった。
< 577 / 670 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop