月と太陽の恋模様


「そんなわけっ……だって月野先生は私が証拠を握っていると言ったら誤魔化しのために私とお付き合いして下さると……」




そういうことだったのか。




「そんなわけないでしょう。
……今まで黙っていましたがこうなったら仕方ありません。
私には彼女が居ます。勿論、林道先生でも仲道さんでもありません。」




「俺、月野先生の彼女知ってますよ。
というより俺も月野と一緒に友人の家へ夕食に行ってますし。…そこに月野先生の彼女が居るから。」




「なんと……」




陽崎先生の一言で月野先生の発言を裏付けるものとなった。
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