今を過ごしているあなたへ
私は、竹下みき。
中学3年生。
もしあの時相談に乗ってあげれば、一人の命が犠牲にならずに済んだのかも知れない。
「ねぇー!みきー、今日カラオケ行こー。」
もしくはこの子が私を誘いにさえ来なければ・・・。
「うん。今日は、何にもないからいいよ。」
最終的にOKしたのは、私なんだからこの子は何にも悪くない。
   ピロローン...
あっ、メールだっ!
内容は、佐々木つばさちゃんからだ。
  相談したい事があるんだけど、放課後だいじょうぶ?
つばさちゃんは、小学生の頃からの友達。いや、友達じゃない。ただのクラスメイト。みんなが勝手に友達だなんて思ってるだけ。カラオケの方が優先的だから「ごめん(>_<)今日は、忙しんだ!」前から、こうゆう言い逃れをしている。どうせ、2年生から不登校で私の事情なんて知るわけないんだから。
「みきー!次の授業、体育だから早くしないとグラウンド一周だよ!ついでに、先生見まわり来たら、携帯ばれるよ!」
あっ、ヤバッ!
「忘れてたー。」
そうだよね。校則は携帯持ってきたらいけないから!
それより、つばさちゃんがいなくなってから私変わったよね。つばさちゃんが見たらどう思うのかな?




< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop