あなたに見守られながら・・・
「なぁ詩音、今日の昼休み、ホントはどこに行ってたんだ?何かあった?」
俺の部屋で宿題をしている詩音に、俺は聞いた。
でも、何もないと言う詩音。
「あのさぁ、俺が詩音のウソに気付かないとでも思ってんの?今日、合奏中も様子が変だった。」
そう言って詩音の顔を覗き込むと、明らかに何かを隠そうとする詩音。
もしかして、木崎に何か言われたのか?やり直そうとか言われたのか?
そしたら、詩音が、木崎が俺のことをいいやつだと褒めてたと言った。
木崎に何か話したのかと聞いてくる詩音。
ヤバイ、ヤバイ!俺が木崎に話しに行ったことはバレてほしくないからな・・・この話はやめとこう。
その日から、詩音たち3人の様子は、明らかにおかしかった。
帰りは俺と一緒の詩音だけど、学校では優梨か藤島のどちらかが詩音の側にいる。クラブが始まっても、優梨か藤島のどちらかが詩音を音楽室に連れて行った。
詩音が1人になんないと、俺、詩音と2人きりになれねぇじゃん!