色のない世界
そして、わたしにおる事件が襲った。

あれは、学校キャンプをしたときだった。

私たちのクラスの先生は、とにかく行事ごとが好きだった。

そして、夏休みに学校キャンプをやろうという話になって、学校の体育館で開催した。



わたしはカレーを作るために、野菜を切っていた。

しかし、わたしは運が悪く翔子と一緒に野菜を切っていた。

ふたりとも口を開かず、わたしは「気まずいなぁ」なんて考えていた。

(なんか、話題持ち出そうかな……)

「あのっ…「あのさぁ………」

わたしが口を開いたと同時に翔子も口を開いた。

「あっ、翔子先話していいよ。」

「わたしね、今日昴くんに告白しようと思うの。」

「えっ…………。」

「ダメ?」

「ダメって訳じゃ……ない。」

「じゃあ、告白していいでしょ?」

翔子は、『嫌』と言わせないような表情(かお)でわたしを見つめた。

「うん……良いんじゃない?」

「そっか。あっ、もしわたしが昴くんと付き合っても僻(ひが)んだりしないでね 。」

まるで、翔子は「わたしがフラれる訳がない」といった感じでわたしに言った。

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