お隣さん。


わたしは見事に負けてしまった。

学年長はこのあと少しだけ残るらしい。

ほんとにやっちまった…。

ただでさえ面倒くさそうなのに

学年長なんて超面倒くさそうなことを引き受けることになってしまった。

決まった学年から帰っていいことになっていた。

自分の意見は通らなかったがじゃんけんに勝った美華子は楽しそうに髪の毛をいじりながら出て行った。

まだ帰れないわたしはその様子を肘をつきながらみていた。

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