お隣さん。


びっくりして振り向くと

「先輩俺のこと探しましたぁ?」

にこにこして期待に満ち溢れた顔をした内田くんがいた。

「探したに決まってるじゃん!!びっくりしたよ~」

嬉しそうにやったー♪と言って楽しそうにわたしに何かを突き出した。

わたしは暗くて何かわからないから少し躊躇した。

軽く困惑するわたしに内田くんは「ん」と半ば強引に渡してきた。

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