学校の王子様と恋愛リセット!?



教室に着きリュウ君と席へ向かう。


その途中ロー君、コウ君と目があった。


話をしたことがなかったので、一応頭を下げると2人も下げてくれた。


その2人に気づいたリュウ君は


「おはよう!」


と、笑顔で声を掛けた。


すると2人は、


「オイ、リュウ・・どういうことか説明してもらおうか・・・。朝オレを待たせたあげく、先行けって・・・。オレを振り回しやがって!」


ビキッ・・


そう言って、頭に青筋が現れるロー君・・・。


怖っ・・・・。


私は椅子に座りながら、3人のやり取りを見る。


周りを見渡すと、3人を眺めてる女子達が目に入った。


それはさておき、ナツの席を見るとまだ来ていないみたいだ。


リュウ君も椅子に座り、前の席のロー君、コウ君も座ったままこちらに体を向けた。


「ロー、そんなこといってもリュウのせいじゃないだろ。電車が遅れたんだ。仕方ないことだろ?そんなことでいちいちイライラするな。」


コウ君がロー君をなだめる。


「チッ・・・・。」


ロー君はまだ納得がいっていないみたいだ。


「それよりリュウその子は?」






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