推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】


「早くしなさい、た――」


「うるさい!お姉ちゃんはどこだ!お姉ちゃん!」


匠は堰を切ったように叫び声をあげ、暴れ出した。


「たっ……匠!落ち着きなさい!ちょ……っと!」


「匠くん!怪我に響くよ!」


ふたりが飛びかかってくるも、お構いなしに何度も名前を呼ぶ。




「お姉ちゃん!お姉ちゃん!お姉ちゃんを出せ!お姉ちゃん!」



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