未来へ

切れ長の鋭い眼光。

少し長めの黒い髪。

左耳のピアス。



彼は私と目が合うと、薄い唇の片端を少しあげてニヤリと笑った。

そして、目を合わせたまま私に見せつけるかのように女の胸に長い指を這わせ乳首に吸いついた。


私は慌てて少しだけ開いた戸もそのままにその場を走って友達の待つ教室へと戻った。

たぶん今の私の顔は真っ赤になっているだろう。